ねこぢる ぢるぢる旅行記 インド編の感想と紹介

こんにちは、“やんだ”です。

インドの旅行記ってたくさんあって、どの旅行記も個性的な作者さんが書かれている、ってことが多いですよね。

今回はそのなかでもひときわ個性的な作者さんである、ねこぢるさんの旅行記「ぢるぢる旅行記 インド編」を紹介します。

目次

ぢるぢる旅行記 インド編 作者 ねこぢる さんの紹介

「ねこぢる」とは漫画家山野一さんの妻であった女性漫画家のペンネームであり、この二人の漫画制作のユニット名でもあります。

しかし、ファンの間では「ねこぢる」といえば山野一さんの妻であった女性漫画家さんのことを指すことが一般的ですので、ここでも「ねこぢる」=山野一さんの妻であった女性漫画さんということで話を進めていきます。

僕は後追いでねこぢるさんを知ったので詳しくは知りませんが、1990年代後半にねこぢるブームがあったそうです。

当時の人気はすごくアイドルからバックパッカーまで幅広く支持されていたそうですよ。

ゴアトランス(特にハルシノゲン)が好きだったらしいので、ゴアへは行かなかったようですがインド方面へ旅するのは自然の成り行きだったのでしょうね。

そんなねこぢるさんですが1998年に残念ながら自死されています。

ぢるぢる旅行記 インド編 の紹介

ぢるぢる旅行記のインド編は1995年2月~3月に、ねこぢるさんと山野一さんが2人でインドを訪れた際の漫画による旅行記・コミックエッセイです。

ぢるぢる旅行記の大半はヒンズー教の聖地として有名なインドのバラナシという地域での話が描かれていて、インドでの現地の人や文化、他の旅行者に対する二人の独特なある意味達観した視点で描かれています。

ぢるぢる旅行記 インド編 との出会い

随分と前になりますが、ガロ系が好きな当時の友達に見せてもらったのがきっかけでした。

その後また読みたくなり、Kndle版を購入しました。

ぢるぢる旅行記 インド編 の感想

よくある旅行記や旅のエッセイでは本を通して旅のすばらしさが伝わってきますが、この本ではそれは伝わってはきません。

だからと言ってインドに対する魅力が薄れたりするわけではなく、むしろ興味は増します

インドの文化や現地の人、他の国からの旅行者のダークな面、ネガティブな面、旅のトラブルなどに焦点があたってるからです。

つまりこの本は、『インドのディープな場面』そこに焦点があたっています。

その中でねこぢるさんたちの達観したとも言える考えを読んで「あー、なるほど」などと納得してしまう部分があります。

インドの文化に対して知識のないままに旅をしてその中で何かを学んでいくという旅行記も多いですが、この作品は山野一さんがインドの文化に対する知識があるらしく、分かりやすく噛み砕いた表現で知ることができます。

それに対してねこぢるさんは、素直とも言える視点から物事に対して意見をストレートに述べます

この本は1995年に作者の2人が旅したインドを元に描かれていて、すでに26年の時が経っています。

僕はインドへは行ったことがありませんが、憧れていて行きたいと思っています。

ですので、実際に行ってきた友達からの話やYouTubeなどで動画を見たり他の方のインドの旅行記を読んだりもするのですが、この本で描かれているインドと最近のインドとではやっぱり時代が違うような気がします

ぢるぢる旅行記の中ではヘロイン中毒で倒れている白人や子供の死体の足を加えてる犬などが描かれていますが、他の旅行記やYouTubeなどの動画でそういった話は聞いたことがありません。

この本の中で描かれているのは古き良い?インドの話なのかな?という気がします

僕が好きなシーンというか、「そうだよなあ」と納得したシーンを2つピックアップします。

1つ目は、第4話「バング」の中のインドでは大麻が非合法ながら二人が滞在しているバラナシでは大麻を混ぜた飲み物である版グラッシーが大っぴらに販売されていることに対してのセリフです。

でも、ここは聖地だろ。法律よりも宗教の方が強いから…

バングに限っては黙認されてるらしーな

そして、山野一さんがリキシャワーラー(人力車の車夫)や物乞いする人たちを見つめ

まーほとんどすべての人達が過酷な現実を生きてんだろーからねえ

神様はちゃーんとカタルシス(浄化)を用意してくれてんだよ

というシーンです。

非合法な大麻が黙認されている理由をものすごく納得の行くように解説してくれます。

こんな感じで独特の視点でインドでの出来事を解説してくれて読んでて妙に納得します。

2つ目は第17話『波長』です。

旅先でまったりしてる時に波長の合わない嫌な人、それもガサツさの権化のような人に自分の精神的・物理的領域を侵されるの嫌だなあって、共感しました。

これはインド特有の話ではありませんが。

作中では何度も大麻を使用するシーンが描かれていたり、他の旅行者がヘロインで倒れていたりと全体的にはアングラな雰囲気でダウナーなテイストの旅のエッセイ・旅行記でした。

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