タイ国政府観光庁は5日、7月1日から始まった『プーケット・サンドボックスプログラム』(外国人観光客受け入れプログラム)の最初の月の成果を発表しました。
タイ国政府観光庁 サイト First month of ‘Phuket Sandbox’ sees 14,000+ arrivals, 829 M Baht revenue
プーケット・サンドボックスとは
プーケット・サンドボックスとは2021年7月に始まった外国人観光客受け入れプログラムです。
このプログラムでは、新型コロナウイルスワクチンを接種済みの外国人観光客の隔離措置が免除され、プーケット内を自由に旅行できます。
また14日間のプーケットの滞在後はタイ国内の他の地域への移動も可能となります。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
プーケット・サンドボックス 7月の成果
7月の海外からの入国者数
海外からの入国者数は14,055人でした。
国別で一番入国者が多かったのはアメリカの1,802人。
次いでイギリスが1,558人。イスラエルが1,455人、ドイツが847人、フランスが839人と続きました。
7月の売上高
7月の売上高は8億2900万バーツ(日本円で約27億3200万円)でした。
内訳は
- 宿泊費 2億8200万バーツ (約9億3000万円)
- 商品・サービス費 1億9400万バーツ (約6億4000万円)
- 飲食費 1億7500万バーツ (約5億7700万円)
- 健康・医療サービス費 1億2400万バーツ (約4億900万円)
- その他
と、なっています。
14,055人の観光客がプーケットでの休暇に使った1人あたりの平均費用は58,982バーツ(約19万5000円)でした。
経済効果
宿泊施設やレストランなどで働く地元の従業員に2億1000万バーツ(日本円で約6億9300万円)の給料が支払われました。
今後の見通し
7月は190,843室の宿泊施設の予約がありました。
現時点で8月は、109,694泊、9月は9,812泊の予約が入っており、7-9月の合計宿泊数は309,719泊となりました。
タイ国政府観光庁では2021年7-9月期に10万人の外国人観光客がプーケットを訪れ、地元経済に約89憶バーツ(約293.6億円)の収入をもたらすと予想をたてています。
他の同様のプログラム
プーケット・サンドボックス以外にも、現在サムイプラスというプログラムが運用されています。
このプログラムは7日間のサムイ島での滞在後に8~14日目は隔離検疫不要でサムイ島、パガン島、タオ島へ滞在できるというものです。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
また8月中にはクラビとパンガーでの外国人観光客受け入れプログラムも開始されるとアナウンスされています。
Phuket Sandbox, Samui Plus going ahead; mid-August launch planned for Krabi and Phang Nga
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