こんにちは、最近写真はコンデジ撮ることが多くなった“やんだ“です。
リコーから2010年に発売されていたCX4というコンパクトデジタルカメラをご存知ですか?
このカメラが現役の当時、10.7倍光学ズームやテレマクロの機能などでコアなファンを集めていた機種です。
僕はこのカメラを2020年に入手し使い始め1年が経過しました。
使用用途によっては、まだまだ現役なこのカメラ。
今回、この古いカメラをレビューします。
コンデジとは
コンデジとはコンパクトデジタルカメラの略で、レンズ一体式のデジタルカメラでポケットにも入るコンパクトなサイズのカメラのことです。
コンパクトさゆえに、手軽に持ち運びでき気軽に撮影を楽しむことができます。
またスマホのカメラよりも光学ズーム機能やマクロ機能など機能面などでも充実していることが多いです。
今回紹介するリコーCX4も光学ズーム機能やマクロ機能に強い機種です。
リコー CX4ってどんなカメラ?
リコーCX4は手のひらにすっぽりと収まるサイズで、本体のみの重量は184gという軽量コンパクトなデジタルカメラです。
このカメラは現役時代にコアなファンを集めたのですが、その理由は10.7倍ズーム、テレマクロ機能といった機能面からです。
ただ10年以上前のカメラですので最新のカメラと比較すると機能面や画質の面ではどうしても劣ります。
が、シチュエーションや用途によってはまだまだ使える機種ですよ。
機能面で言うと、ズーム機能は35mm換算で28mm〜300mm (4.9mm〜52.5mm) でレンズの明るさを表すF値は3.5〜5.6です。
これだけあれば広角から望遠までカバーするので広く写したい景色から遠くのものを撮ったりすることができますよ。
また、近くの物を撮影するマクロにも強く、最短撮影距離は1cmです。
つまりレンズから1cmの距離の物を撮影することができます。
そしてマクロ機能の中でもテレマクロと言って望遠側のレンズでのマクロ機能も備えたカメラです。
この機能によって、コンデジながらシチュエーションによってはボケを使った写真を撮影したりすることもできます。
リコー CX4 のスペック
カメラ有効画素数 | 約1000万画素 |
撮像素子 | 裏面照射型 1/2.3型CMOS |
焦点距離 | f=4.9〜52.5mm (35mm換算 28mm〜300mm) |
F値 | F3.5(広角)〜F5.6(望遠) |
フォーカスモード | マルチAF/スポットAF/ 顔優先マルチAF、 被写体追尾AF/マルチターゲットAF、 マニュアルフォーカス/スナップ/∞ |
手ブレ補正機能 | イメージセンサーシフト方式ブレ補正機能 |
シャッタースピード | 8、4、2、1~1/2000秒 |
ISO感度 | 100〜3200 |
測光モード | マルチ(256分割)/中央重点測光/スポット測光 |
露出制御モード | プログラムAE |
露出補正 | マニュアル補正(-2.0~+2.0EV 1/3EV ステップ)、オートブラケット機能(-0.5EV、±0、+0.5EV) |
リコー CX4を購入した理由
僕がこのカメラを購入した理由は価格の安さと機能面からです。
つまりコスパがいいということですね。
今現在このカメラは中古でしか入手方法はないと思うのですが、だいたい3000円~5000円ほどで入手できると思います。
僕は3000円で購入しました。
そして、先ほども書いたように10.7倍のズームとテレマクロ機能に惹かれて購入しました。
画質面ですが、インスタにアップロードしたりブログで使用する分には画質面や画素数も十分という割り切りもあって購入しました。
リコー CX4 の良いところ
軽量コンパクトなボディ
ポケットのすっぽり入るサイズで電池、SDカード込みで205gという軽量さ。
このポケットに収まるコンパクトなボディのおかげで気軽に持ち運ぶことができ写真を撮るという機会が増えました。
普段から意識せずに持ち運べるというのは大きなメリットです。
10.7倍光学ズーム機能
35mm換算で28mm〜300mmの範囲をカバーするレンズなのでほとんどのシチュエーションで困ることがありません。
例えば広角側にすれば景色を広い画角で撮れますし、望遠にすると近寄れないスポーツや動物などを撮るのに向いています。
特定の条件で撮影するというのではなく、目に留まった物を撮影していくという僕のスタイルではこのズーム機能によく助けられています。
マクロ機能とテレマクロ機能
このCX4というカメラがマクロ機能、その中でも特にテレマクロ機能が強いカメラです。
マクロ機能というのは写す物に思い切り近づいて大きく撮影する機能のことです。
マクロ機能(接写機能)は最短撮影距離が1cmから撮影できますよ。
これは最新のコンパクトカメラと比較しても見劣りしないところですね。
そして最大の魅力はテレマクロです。
テレマクロというのは望遠側でのマクロ機能ですが、テレマクロ機能というのは最新のコンパクトカメラでは僕が知る限り搭載されていません。
テレマクロのメリットですが、普通のマクロ機能だと近づいて撮影するのでカメラや自分の影が映り込む場合があります。
これが、テレマクロだと望遠で少し離れたところから大きく撮影できるので、影が入り込むことを減らせるのがメリットです。
また撮り方や利用の仕方によってはボケを利用した写真を撮ることができるのもメリットです。
コストパフォーマンス
現在は中古で入手するしかないCX4ですが、価格は3000円から5000円ほどで入手することが可能です。
値段分以上遊べるカメラなのでかなりお得と言えます。
遊べる撮影モード
森山大道さんをイメージさせるようなハイコントラスト白黒モード、個人的にお気に入りのフィルムカメラでの手法を模したクロスプロセスモード、トイカメラモードやミニチュアライズと言った遊べる撮影モードがあります。
最近のカメラならだいたいこういった機能は付いているのですが、なぜか使わないんですよね。
でもCX4だと使いたくなるので不思議です。
こういった撮影モードを使いたくなる理由はCX4が遊べるカメラだからだと思います。
リコー CX4 の残念なところ
液晶モニターが固定式
最近のカメラなら液晶モニタはチルト式やバリアングル式といった可動式なのですが、CX4は液晶モニターが本体に固定されています。
なので地面スレスレから撮るローアングル撮影や、カメラを上に持ち上げてのハイアングル撮影の時はかなり大変です。
もちろん普通に撮影する場合には何も問題ありませんよ。
画質の面での不満
画質の面でどうしても最近のカメラには見劣りします。
シチュエーションによっては、特に暗所などでは最近のスマホにも劣るかもしれません。
僕はインスタやブログに上げる用や個人的に遊ぶ用として割り切って使っています。
インスタやブログ用でならまだまだ十分な画質です。
トリミング耐性が低い
約1000万画素と最近のカメラと比較すると画素数が少ないです。(画素数が少ない=画質が悪いわけではありません。)
そのため、トリミング(画像の一部分を切り出すこと)において、できる範囲が狭めです。
僕はけっこうトリミングするタイプなので、これは僕にとっては短所です。
トリミングをしない、あまりしないと言う人には関係ないかもしれませんが。
リコー CX4 の作例
リコーCX4で撮影したサンプルを3枚掲載します。
ブログ用に画質は圧縮してあるのでオリジナルよりは多少画質が悪いです。
まとめ
以上リコーCX4についてレビューしました。
10年以上のデジタルカメラですが用途によってはまだまだ遊べるカメラですよ。
特徴としては
- 10.7倍ズーム (35mm換算で28~300mm)で景色からスポーツ、動物まで対応できる
- マクロ、テレマクロに強い
- 軽量コンパクトで気軽に撮影ができる
- 遊べる撮影モード
- 高コスパ
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