イケダハヤトさんの書かれた『文章で飯を食う。~文章だけで年 1 億稼ぐ!「売れる文章術」完全解説~ (イケハヤ書房)』はもう読まれたでしょうか?
この記事ではまだ読まれていないけど、どんな本か興味がある、読もうかどうしようか迷っているといった方に向けて要約と感想を書いています。
2021.06.29現在この本はKindle Unlimited対象商品です。Kindle Unlimited会員の方は無料で読むことができます。
著者、イケダハヤト氏の紹介
もう僕が紹介するまでもなく多方面で活躍されていて有名人なイケハヤさんです。
この書籍、文章で飯を食うの中でイケハヤさんはこれまでに文章を書くことによって4億円以上稼いだと書かれていました。これは驚きですよね。
中学生のころにホームページで執筆活動をされていたそうですが、それがSBクリエイティブという出版社の方の目に留まり、雑誌に連載を持つようになったそうです。
その頃からなのでキャリアは現在20年を超えているそうです。
ブロガー時代も長く9年間毎日ブログを更新されていたり講談社や幻冬舎から10冊くらい商業出版もしているイケハヤさん。
それらを合わせると4億円ほどになるそうです。
この本『文章で飯を食う。』との出会い
僕がアフィリエイトブログや副業などに興味を持つようになり、名前だけは知っていたイケハヤさんにも興味を持つようになりました。
Amazon Kindle でイケハヤさんの本を探した時に、Kindle Unlimitedで数冊あったその中から一番タイトルが好みなこの一冊をまず読むことにしました。
僕はアフィリエイトブログを運営しようと思っていて、そのための心構えや文章技術が得られればな、他にも何かヒントになることはないかなと思い読みました。
『文章で飯を食う。』の要約
今は文章で稼ぐことが簡単になっている
方法としては各人のスタイルや好み別に
- ブログ
- note
- 電子書籍
- オンラインサロン
などがあり、イケハヤさんのイメージとしては1000人くらいのファンが獲得できれば文章で飯が食べていけるとのことです。
魅力的なメディアを作る
魅力的なメディアは小手先のテクニックでは作れない。
編集長になるか作家になるか
文章で飯を食べていくためには雑誌などを作る編集長になるか、コンテンツを作っていく作家になるかどちらかのルートを選ぶことにしたほうが良いそうです。
雑誌は編集長自身の魅力よりも扱うテーマが大事とのことです。
一方作家は作家自身つまり自分が表に出ていくインフルエンサーのようなイメージで、イケハヤさんもこの作家タイプですね。
ファンを作る
雑誌を作る編集長タイプや作家タイプのどちらになったとしても重要なのは作ったメディアにきちんとしたファンを作ることだそうです。
フォロワー数やPV数といった目先の数字ではなく、作っているメディアや自分を応援や支援してくれるファンという存在を作ることが大事とのことです。
ファンを増やす発信術
魅力的なメディアにするためには
- 共感性
- 新規性
- 賛否両論性
が必要で、共感されるコツは読者のモヤモヤを言語化することが必要になるそうです。
それと同時に顔の見えない読者を意識して読者に歩み寄ることが大事。
新規性とは『この人は最先端だ』と思われることが大事で、イケハヤさんの例だと『まだ東京で消耗しているの?』と当時新しかった地方移住についての情報発信をしたことですね。
賛否両論性はどっちつかずの意見じゃなく自分の意見をはっきりと述べ、賛否両論を呼び起こすような文章を書くということです。
文章は舞台芸術
普段着のままの素の自分の文章では人にはウケない。
柱を建てて花を添えて自分を着飾って演じることが大事とのことです。
論理的な文章を書く基本はPREP法を使うこと
Point(結論)
↓
Reason(理由)
↓
Exaple(具体例)
↓
Point(結論)
の順で文章を構築することにより読者にとって読みやすく分かりやすい文章になる。
文章を書きなれていない人にもおすすめで、この方法を使うと文章を書いているうちに自分が何を書いているのか分からなくなるという事も防ぐことができます。
また読者に何が伝えたいのかよく分からない文章ではなく、筆者はこういうことが言いたいんだと効率よく読み手に伝えることができます。
そして、効率よく書くことができるようになります。
セールスライティングの基本はPASONAの法則で
Problem(問題提起)
↓
Agitation(扇動)
↓
Solution(解決策の提示)
↓
Narrow down(絞り込み)
↓
Action(行動の提案)
で書く。
PASONAの法則もPREPと同じく文章の基本の型で、知ってるだけでは書けないので実際に自分で手を動かして書けるように練習しましょうとのことです。
セールスするには読者との信頼関係が重要
PASONAの法則などのセールスライティングの型はテクニックとして大事だけど、それよりも大切なのは読者との信頼関係ということです。
信頼関係の構築には読者ファーストの考え方で読者に役立つメディアを作り、とにかく読者に貢献することだそうです。
これは小手先のテクニックで作れることではなく、継続的にコンテンツを提供し共感してもらうことによってはじめて信頼関係を構築することがでるようになるとのことです。
文章力の鍛え方
写経と話すことによって文章力を鍛えられるとのことです。
写経とはイケハヤさんおすすめの方法で、自分が好きなライターさんや作家さんの文章をそのままカタカタと書き写すことです。
例えば楽器を教えてもらっているときに教えてくれている人の真似をして上達していくのと同じことだそうです。
文章で稼ごうと思うのなら小説家やエッセイストではなく、セールスの上手いインフルエンサーの文章を真似ることによって、『文章で稼ぐ方法』が上手くなるそうです。
話すことも文章のトレーニングとしておすすめの方法だそうです。
イケハヤさんはYouTuberとして毎日ペラペラと話ししていますが、それはこれまで1000万文字以上文字を書いてきたからで、書くことと話すことは使っている脳が似ていて共に活性化されている感覚があるそうです。
稼ぎ続けるために大事なこと
長期的な関係をつくる
せっかくのコンテンツ作りなので読者と長期的な関係を作ったほうがお互いにとって得。
自分の作品作りの幅も広がるし、作品のレベルも上がる。
顧客に価値を提供し続ける
顧客に対して良いコンテンツを提供し続ける。
イケハヤさんもこの思いから淡々と無料で動画を配信したり本を発行しているとのこと。
『文章で飯を食う。』の感想
まず最初の前書きで驚きました。
イケハヤさん、文章だけで累計4億円は稼いだと書いてるのを読んで。
僕は詳しく知らなかったんですが物書きの歴も長いんですね、中学の頃からプロとして物書きをされてるそうで。
ブログも9年間毎日更新していたと知り更に驚きました。
やっぱり成功されてる方は作業量が桁外れですね、どなたも。
そのイケハヤさんに負けずとも劣らぬ形で驚いたのがnoteで活躍されている下田美咲さん。この方もnoteだけで1.2億円を稼いだということで本当に驚かされます。
と、同時に夢のある話だなあと思いました。
魅力的なメディアに育てるために必要なのは
・共感性
・新規性
・賛否両論性
としたうえで、共感されるコツは読者のモヤモヤを言語化すること。とあったのは本当にそうだなあと思いました。
僕は音楽が好きでよく聞くのですが、僕が共感できる歌っていうのはこの、自分では言語化できないモヤモヤを言語化した歌詞のある曲です。
ここでも共感を生み出すイケハヤさん、やっぱり凄いなと思いました。
僕はこの本を特化型アフィリエイトブログに役立つこと、特にテクニック的なことはないかなと思い読み始めましたが、アフィリエイトに役立つことが書かれている箇所はわずかでした。
書かれていたのは後半に入り
Point(結論)
↓
Reason(理由)
↓
Exaple(具体例)
↓
Point(結論)
の順で文章を書く文章の型のPREP法の話やセールスライティングとして
Problem(問題提起)
↓
Agitation(扇動)
↓
Solution(解決策の提示)
↓
Narrow down(絞り込み)
↓
Action(行動の提案)
の順に文章を書くPASONAの法則についてだけで、他には特に記述はありませんでした。
それよりもこの本はテクニック的なこと以外の部分、文章でお金を稼いでいく本質的なことと、アフィリエイトブログはもちろんですが、特にブロガーとしてキャラを確立し飯を食べていく方法について重点を置いて書かれていると思いました。
具体的な内容で言うと
・自分のファンを作る
・自分というブランドを作る
・ニュースは書くものではなくニュースのネタになれ
・SNSの具体的な発信の仕方
といった具合にです。
つまりイケハヤさんですよね。
これまでのイケハヤさんが通ってきた道についての解説でした。
イケハヤさんのようなブロガーも確かに憧れますが、誰でもがなれるものではないですよね。面白そうですがかなり大変そうです。
そして、あとがきにはとても良いことが書かれていました。
文章で稼ぐためには『人としてのあり方』が問われると。
そう、その人がどういった人か。読者が応援したくなる人かどうか。
アフィリエイトだったら、読者がこの人を通して商品を買おうと思える人かどうか。
そのための読者への貢献ですね。そのための『人としてのあり方』。
なるほどと思いました。
『文章で飯を食う。』のまとめ
まとめると、色々小手先のテクニックはありますが、それよりも読者ファースト、読者目線で読者の役に立つコンテンツを提供し続けましょう。貢献し続けましょうということが書かれていました。
そして、そのためには『クリエーター自身の人としてのあり方』が重要だということですね。
僕もそうあれるようこれから精進していきます。
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